取材事例 社内コミュニケーション マクアケの取り組み③

「あえての非公式感」を大事にする
現在は社内の人たちを紹介する内容を中心としながら特別ゲストを招く回を設けるなどハイブリッド型で運営している。高視聴率を稼ぐ番組つくりのコツも蓄積されているようだ。「一番重要なのは自分たちが面白いと思う企画にこだわることだと思っています。だいたい、企画会議が楽しいと面白い番組ができあがります。一人ひとりの個性を出す企画は人気が出ます。弊社の番組は“あえての非公式感”を大事にしています。これを公式にした途端、いろいろな制約がでてきてしまうからです。」北原氏
番組で特に人気が高いのが料理実演や恋愛相談だという。番組の企画出しは苦労した時期もあったようだが今は事前に番組アンケートを採るなどしてスムーズな運営ができるようになっている。「ゲストのパーソナリティを先に取材をして、ある程度段取りを決めて本番に臨むスタイルにしてからは運営側としてやりやすくなりました。」北原氏
この番組はタイトル通り、カジュアル感でゲストのパーソナリティを引き出す演出が魅力だ。その一方で発言の自由度の高い番組はその管理や運営面で心配はないだろうか。「会社の取り組みなので『制限をかけなくて大丈夫ですか』とか、『放送事故がおこらないのですか』などの質問をいただくことがあります。この番組は役員も視聴するため一定のガバナンスが効いていると思いますが、常識の範囲内で楽しむというマインドは社員に浸透していると思います。さらには、経営陣のみなさんが介入せずに見守り評価してくれることは励みになります。全社表彰のカルチャー部門で受賞するなど、会社側の評価も継続する大きなモチベーションになっています。」北原氏

※月刊人事マネジメント記事(2021年11月号)を再構成して掲載。肩書き、内容等は取材時のもの。

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