取材事例 コミュニケーション マクアケの取り組み ②

カジュアル感がパーソナリティを引き出す
 現在、企画会議を経て放送されているが、初回時にはシンプルな形態でスタートした。ウェブ会議で新入社員を紹介するというスタイルで開始され、雑談ベースのカジュアル感満載の進行で新人の思わぬ魅力(人柄)を引き出すことに成功した。これがその後の番組の方向性を決めることにつながった。
 番組中はあえて仕事の話はせずに雑談を進めていくと、最初はかしこまっていた新入社員も徐々に気持ちがほぐれ意外な趣味に熱中していることが判明する。この番組を機にその社員の認知度が高まり早期に職場に溶け込めるようになった。「その新人のパーソナリティ、キャラクターが聞き手にも伝わり社内で一気に名前が覚えられました。運営サイドの私たちも新人がスムーズに会社に溶け込む様子が見られて、手応えを感じました」北原氏
 社内番組の転機となったのが初回放送から2か月後に行った24時間テレビだ。社員数十人がバトンを繋ぐ形で展開し、この回を機に社内番組はさらに発展することになる。最高視聴率約80%獲得など一定の社内コミュニケーション効果を感じた同社は社外にもコミュニケーションの輪を広げようと仕事で関係のある企業の担当者などを呼んで対談などを行い、ここでもリラックス感のある雰囲気で社外ゲストの人となりを引き出すことに成功している。「社内限定の番組なので社外の人も安心感があり参加できていると感じています。そもそも番組名がカジュアルなので堅い番組ではないとの認識もあると思います。」北原氏

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です