取材事例 コミュニケーション マクアケの取り組み①

Zoomを使った社内番組でコミュニケーション活性化
 マクアケは、世にない新しいものが見つかり、作り手に対して応援の気持ちを持って購入することができる独自の「応援購入体験」を提供することを目的にオンラインプラットホーム「Makuake」を運営。研究開発技術を活かした製品プロデュース支援事業も行っている。
 2019年12月に東証マザーズに上場を果たした同社が社内番組を開始した背景には、組織の拡大、そして在宅勤務によるコミュニケーションの希薄化という課題感があったようだ。上場を機に社員が急増し、社内コミュニケーションの重要性が増している時期に、ビジョン浸透の一環として「幕ウラでダル絡み」(通称ウラダル)と称する社内番組が開始された。「弊社ではビジョンが全事業の羅針盤になっているため、その浸透策を模索していました。社内コミュニケーション活性の必要性も感じているときに、若手社員との対話でオンライン番組の企画が生まれました」専門性執行役員 R&Dプロデューサー 北原成憲氏
 番組配信は2020年春から開始され、総合プロデュースの北原氏を中心にテクニカルディレクター、MC等を担当する5人の社員で運営している。番組ロゴを作成するデザイナーや趣味でDJの経験もあるエンジニアが加わるなど、各メンバーは自主的に番組運営に関わっている。「各自の自己実現につながっていることがポイントです。それぞれが伸ばしたいスキル、やってみたいことがあってこの番組に参加しているため一人ひとりのモチベーションが高く自発的に運営されているのが特徴です」北原氏
 そもそもこの番組は北原氏がトーク力を磨きたい若手社員との会話から偶発的に生まれた。その社員は番組内のMCとして活躍しているほか、他のスタッフも例えばテクニカルディレクターはカメラが趣味の法務の社員が担当するなど番組運営を通して自身が求める学びやスキルの獲得、自分の趣味を活かす場として機能している。一人ひとりが明確な目的を持って自主的に運営していることが番組継続にもつながっている。

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